秋田県が「生理休暇」を「健康管理休暇」に名称変更。その理由と狙いとは?

最近、秋田県が職員向けの「生理休暇」の名称を「健康管理休暇」に変更したというニュースが話題になっている。
実はこの名称変更、取得しづらい空気をなくして、もっと気軽に休みを取ってもらうためのものなんだとか。
でも正直、「名前を変えただけで本当に変わるの?」って思う人も多いはず。
そこで今回は、秋田県がどうして名前を変えたのか、その背景や他の自治体の動きも含めてまとめてみた!

秋田県が「生理休暇」を名称変更した理由

理由はとてもシンプルで、「生理休暇」という言葉を使いにくいと感じる人が多かったから。

2024年度秋に行われた職員向けのアンケートでは、「生理休暇」の存在を知っている人は約9割。
さらに、そのうち6割が「取得したい」と答えていたのに、実際に取得した人はわずか8%ほどだったそう。

「周りに取得している人がいないこと」や、「生理って言葉を使うのに抵抗ある」という理由から、取得したくてもなかなか休暇を取れない人が多かったようだ。

そこで秋田県は、名称を「健康管理休暇」に変えて、より利用しやすくしよう!って決めたらしい。

他の自治体や企業でも似たような動きは?

実は秋田県だけじゃなく、他の自治体や企業でも生理休暇に関する取り組みは少しずつ広がっている。

たとえば・・・

  • 取得のハードルを下げるために名称を変更
  • 生理に限らず体調不良全般で使える休暇制度に
  • 男女問わず利用できるようにする

このように柔軟な制度に変えようとする動きが出てきてる。

名称変更で実際に取得しやすくなるのか?

気になるのは「名前を変えただけで本当に取得率が上がるの?」ってところだが、
個人的には、正直そこまで劇的に変わるとは思えない

その理由は、私(男)が会社員だった頃の経験にあります。
当時、熱があっても会社を休むことができませんでした。特にIT企業で働いていたため、一人の欠勤が大きな影響を与え、納期に支障をきたしてしまうからです。
そのため、休むことを考える余裕もなく、ひたすら仕事を続けるしかありませんでした。

こうした経験を踏まえると、「生理」という言葉を使うのに抵抗がある方にとっては秋田県の対応は素晴らしいと思います。が、
忙しい職場ほど、体調不良でも「休んでよいのか?」と迷ってしまうものです。


私のような、休むことに抵抗を感じる人が多い現実を考えると、企業側がどんなサポートをしてくれるかが本当に大事だと思います。例えば、休みやすい環境を作ること、上司の理解を得ること、そして業務をうまく分担できる体制を整えることができれば、少しは体調を気にしながらも休みやすくなるんじゃないでしょうか。忙しいときこそ、みんなで助け合える職場づくりが求められている気がします。休みたくても休めない、そんな状況が減るだけで、仕事の効率もぐんと上がるかもしれませんね。

まとめ

秋田県が「生理休暇」を「健康管理休暇」に変更した理由や背景について、これまでいろいろと話してきましたが、結局のところ、休暇取得率が決まるのは職場の体制と環境だと言えます。
「その人がいなければ仕事が回らない」「その人がいないから大変だ」と思わせるような職場は、正直言って働きづらい、良くない企業です。
むしろ、自分の代わりがいて、自分がいなくても仕事は回るという安心感を持てる環境が大切だと考えます。
そのためにも、企業にはぜひ社員一人ひとりを大切にし、休むことができる環境作りに力を入れてほしいと思います。
結局、社員は企業にとって大切な資産ですから、その資産を活かすためにも、働きやすい環境作りが不可欠だと思います。